かゆいかゆい病のカワウソ
海遊館へ行ってきました
カワウソに出会いました
カワウソがいた空間は、太陽に向かってそそり立つ樹木や赤い果実が実りを迎えた植物、そこに吹く風にまでもが見事に再現されており、私は一気に心を掴まれました
その空間を少し進んだ隅っこのところにカワウソたちがいました
人工的に組み上げられた太い枝の上に、彼らは器用に寝そべっています
下は川を再現しておりますが、4匹カワウソたちは誰もそこから落ちることはなく、枝の上で生活していました
私はすぐに愛らしい4人組に釘付けとなりました
カワウソたちの可愛さは、皆さん知るところだと思いますが、それ以上に仕種、行動が愛おしいんです
彼らが乗ってるだけで、そのほとんどの面積は埋まってしまっているというのに、その場に落ち着いて、ゆったりとしてるカワウソは居ません
それぞれが自分の立ち位置を保ったまま、あらゆる動きを行っているのです
特に気になったのは身体を回転させて、枝に身体を擦り付ける行動です
とにかくこの行動を繰り返しています
もし、この行動がただ単に快楽のためではなく、痒みが収まらないのを理由としているなら、可哀想だなと思いました
私自身、夏は蚊の猛襲をうけ、冬は足の指を残らず霜焼けにしてしまうタチなので、思わず何か同情めいたものを感じてしまいます
でも、きっと彼らはそういった感じではないでしょう
何せこんなにもイキイキとした顔をしており、尚且つ、行動的なのですから
私は痒みに耐えかねているときの顔は、それはもう酷いものです