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やかんと鍋と日記と

ぐうたらと生きる。

異臭の原因は。

トースターから異臭がする。

くせぇ。

この匂いには覚えがある。私は職場でリフトを使用するのだけど、クラッチを踏みながら走ってると、時折感じる匂いだ。機械の仕組みがよく分かってないから、上手く説明できないけど、クラッチに使われているゴムが焼け付くのだ。そのときの匂いはヒドい。運転手はおろか、半径50メートルくらいは匂いを感じるほど強烈だ。

職場のある男性職員は、特にこれをよくやる。その男性職員は運転がとにかく荒い。エンジンを目一杯ふかしながら、走行するから騒音具合もハンパじゃない。普段はとても穏やかな人だから、まさにこち亀の本田さんのような感じだ。

そんな話は置いといて、家のトースターの話に戻る。
トースターで朝食に食パンを焼いているときに、事件は起こった。リフトの焼けたゴム臭が、家の中でも見事に再現されている。家の外に運転の荒い職員が暴走してるんじゃないかと思うくらい臭い。

トースターの中を確認してみると、一件すると異変はない。我が家のトースターは長年蓄積した食い物のカスがトースター中の床に散らばっているが、これは平常運転なので問題はない。いや問題はありありだが、これを掃除する余力がいつもない。

しかし、今は悠長に構えている暇はないから、いそいそとトースターの床を掃除し始める。すると輪っか状の物体が横たえているのを発見する。その物体は、溶けて半分がもう液状化してしまっている。私がパンを食べるために、何か分からないがこの物質は半分身体が溶けだしてしまったのだと思うと、少し気の毒になる。ならば成仏させてあげようと、物体を落ちていたダンボールの切れ端ですくい上げる。そこで、この物体の正体に気づいた。

輪ゴムだ。

こいつが強烈な嫌な匂いを生み出していたのである。元凶がわかると、一気に輪ゴムを慈しむ心は消え去り、なんでお前こんなとこに入ってしまったんだと、輪ゴムを責める方へシフトする。まったくに不毛なやり取りを繰り返し、心の落とし所がついたところで、ゴミ箱へぽい。

臭すぎるため、部屋にある窓という窓を開いていく。ものすごく冬を感じた。