やかんと鍋と日記と

ぐうたらと生きる。

小鳥が死んでいる

仕事終わりに工場の主電源を落とすため、機械の裏へ回る。その途中で、何かグニュッとしたものを踏んだ。何だろうと思い、下へ目を落とすと、、、2匹の小鳥の死骸があった。私は咄嗟に後ずさり、恐怖で腰が抜けそうになった。ついさっきまで生きていたのでは…

車はわたしの動く城

車の中というのは不思議だ。どう考えても、外であり公共の場であるのに、物凄くリラックスできる。仕事で張り詰めた心が、仕事終わりに車に乗り込むだけでスッと溶け出していく。上司に怒られ辛い想いをする。でも、それでも前を向いて頑張っていかなければ…

弟が新聞に載った

弟が新聞に載っている。弟は昨日、社会人になったのである。紙面の中で、弟は立派に抱負を述べていた。私は兄であるにも関わらず、弟のことをあまり知らない。弟は家では、いつもボソボソと話しているため、その内情が読み取れない。だから、弟が何を考えて…

遠隔授業

離島や過疎化が進行する地域で、教員の負担を減らすため、巨大なプロジェクターを使った『遠隔授業』が行われるという。現在、そのような地域では、専門外の授業を教員が補うことで、何とか学校を存続している。そのため、教員の負担の大きさが問題になって…

腹の中に住まう楽団の音色

ピロロロロロ、ギュルルルルル、ピロリ、グギュル。お腹の中はいろんな音に溢れている。胃に配属された消化係が、私が無責任に食べたものを文句も言わず、消化してくれているのだ。昨日の夜、私たち夫婦は名古屋市栄でひとしきりショッピングを楽しんだ後、…

最近会っていない親戚

私は結婚したにも関わらず、ほとんど誰にも連絡をよこさなかった。たいへん非常識な人間だと思う。案の定、父の姉は少し怒っていたようだ。私の中で、結婚というのが2人だけに関係するもので、他に関係してくるのは両親、兄弟、特に仲の良い友達くらいだと、…

美容師のコミュニケーション能力

美容師にとって、人とコミュニケーションを図ることは、もはや必須事項となっている。なぜ話すことが必要なのか、私には皆目見当もつかないが、そういう風潮があるのだから、仕方がないのだろう。美容師が話しかけてくることを嫌がる人もいるが、私は嫌いで…

おおきな大人になろう。

見知っているといった程度の間柄の人たちと飲みに行く。親しい間柄でないから、内容の薄い外面を取り繕うためだけの言葉が行き交う。そして、皆否定したりされたくないから、自分が本当に思っていることには蓋をして、常識的なことを話していく。私は常識的…

犬のキモチ

早朝の5時から犬の散歩に出る。これは私の意思によるものではない。犬の意思により、私が動かされたのだ。犬は毎朝5時に餌をもらい、散歩をしてもらっている。これを普段は母親が行っているが、今日は母親が出かけているため、私がしなければならない。犬は…

自分の生きたいように生きる。

喜びを得たいのであれば、それ相応の苦しみに耐えなければならない。私は人付き合いが得意な方ではない。だから、いつも人に臆して自分の意見をハッキリ言えなかったりする。その背景に、自分の意見を否定される事への懸念があるからだ。このような状態に身…

想像上の花粉症

どうやら花粉症の季節がきたようだ。そうは言っても花粉症ではない私には関係のない話であるし、花粉が舞っていることすらも伺い知ることが出来ない。本当にありがたいことだ。そんな私は、周囲の変化から花粉の状況を知る。例えば今日、職場では太っちょな…

やりたくない仕事で残業するくらいなら。

残業が多くなる時期になった。繁忙期だ。4月から12月まで、アホぐらい暇だったのが一転しての忙しさである。今年度の実績を上げるため、躍起になっている課長が職員の仕事状況を鑑みずに仕事をバンバン入れていく。私たちは少し課長を恨みながら、それでも黙…

人を苛立たせる天才たち

嫁の仕事終わりが遅くなったため、夜の9時頃にガストで夕食を取りに行く。久方ぶりのガストだ。正直にいうと、私はガストを少し下に見ている節がある。ファミレス界の圧倒トップにデニーズ、その他はどっこいどっこいで、その中にガストも入っている。そして…

巨乳であることの弊害

こんなこと言うのはなんだが、私の嫁の胸はデカい。嫁はそれが嫌みたいだ。一般的に胸がデカいことは、イイことであるとの風潮があると思う。胸が小さい女の子は大きな胸に憧れを抱くだろうし、男も巨乳好きは多いはずだ。そうでなければ、グラビアに出てく…

眠りとストレス

睡眠時間の長さを決めるのは精神的なストレスの度合いによるらしい。例えばストレスを大きく感じている人は8.9時間、ストレスが少ない人は6時間以下になるそう。いわゆるロングスリーパー、ショートスリーパーと言われるものである。私は妙にこの理論に納得…

異臭の原因は。

トースターから異臭がする。くせぇ。この匂いには覚えがある。私は職場でリフトを使用するのだけど、クラッチを踏みながら走ってると、時折感じる匂いだ。機械の仕組みがよく分かってないから、上手く説明できないけど、クラッチに使われているゴムが焼け付…

会話に入るタイミング

私が事務所の中に入ると、事務員の女性2人が楽しくおしゃべりをしていた。女性は二人とも50歳を越えているから、仕事場なのに何だか近所の道端で井戸端会議が行われているような光景に見えた。会話の内容は、とある男性職員のモノマネが面白いというもので、…

なくしたものは中々、見つからない。

同僚が財布をなくしたという。 心底かわいそうだと思った。財布を無くせば、様々な2次災害が襲い来るからだ。免許証、カード類、保険証、、、考えるだけでおぞましい。 幸いカード類は入っていなかったようだけど、それでも免許証を発行しに行かねばならない…

大蛇が山から下りてくる

追いかけられる夢をよく見る。追いかけてくるのはいつも猛獣で、私はいつも死にものぐるいで、ソイツから逃れようとしている。そんな夢を連日見るもんだから、正直しんどい。朝から心臓がバクバク音を立てるため、休日の朝だというのに気が休まらないのだ。…

分かってくれる妻

金曜の夜、明日が休みだという熱い情動が抑えきれず、意味もなく21時に家を飛び出す。そして、意味もなく本屋へ行く。私の住んでるところは、春にウグイスが鳴くのが聞こえ、夏の梅雨の時期にはカエルたちの大合唱が。秋には、コウロギたちが羽を振るわせ情…

レジの女の子をアイドル化

今日の料理当番は私だ。昨日も私が担当で、カレーを作ったのだけど、昨日一日で全てなくなってしまったので、今日も作らなくてはならない。次の日に楽してやろうと思ってのカレーだったのだけれど、カレーは食欲が増進され過ぎてよくない。という訳で、スー…

没個性も私

私は疲れてくると、没個性になる。あらゆるものごとを考察することをやめ、他人の意見を迎合することしか出来なくなってしまう。そして、自分の意見を言って否定されることを恐れ、何も話さなくなる。しかし、話さなくなったら今度は、何か話さなければと強…

野球場にUFOが来た話

小学生の頃に、UFOを見た。それも、ボヤーとしたUFOではなく、くっきりしたUFOを。そんな奇異な出来事に遭遇したのは、少年野球の練習の最中のことだった。少年野球は毎週金曜日の夜に行われていて、学校が終わった後、一時帰宅して夕食を済ませてから、近所…

金銭をせしめるキャラクターたち

先輩社員がアンパンマンミュージアムのグッズの値段の高さに怒り心頭だったらしい。アンパンマンミュージアムのポップコーンやドリンクが高すぎて、ボーナスが泡となって消えたという。さらにアンパンマンミュージアムでは風船までも、売っているらしく。私…

始業日は果たして、、、

仕事の始業日が定かではない。きっと明日だと思う、しかし、もし違ったら『新年早々気合が入っとらん』と課長に怒られ、周囲の職員たちにクスクスと笑われるのだ。私はその醜態に耐えうる精神力をもっているだろうか。いや、ない!今朝そう結論を出し、取り…

かゆいかゆい病のカワウソ

海遊館へ行ってきましたカワウソに出会いましたカワウソがいた空間は、太陽に向かってそそり立つ樹木や赤い果実が実りを迎えた植物、そこに吹く風にまでもが見事に再現されており、私は一気に心を掴まれましたその空間を少し進んだ隅っこのところにカワウソ…

キツネと火柱

京都へチョイと行ってきました内容はラーメンと寺です11時くらいに三重県某所を出発した我々まず空腹を満たすために、三重県の四日市にある『鉢ノ葦葉』へ行きましたその後に京都へ行くにも関わらず、四日市まで遠回り超無計画な感じです、、、ここは塩ラー…

忘年会で待ちぼうけ

昨日は飲み会でした一夜明けた今日でも、喉仏の当たりがぐっぐっと押されるような気持ち悪さが残っていますねでも、昨日あった頭痛は回復して、今は優雅に朝風呂しております風呂に入っているとノドが乾くので、水を事前に用意しなかったことを後悔しつつ、…

妻の失踪

妻が電話に出ない普段なら、もうとっくに仕事を終えて、帰ってきていてもおかしくない時間なのだが、向こうからの折り返しの着信はない私は鍋の準備をし終え、食器などもテーブルの上へ並べ、腹を空かせながら待っていた腹が空いてるからイライラするのと、…

カラオケにて涙を流す

最近、妻とカラオケへ行くのが、頻繁になってきている妻も私も自分の好きなバンドの歌しか歌わないから、あまり皆でワイワイする向きではないのだ特に私に至ってはマイナーなロキノンバンドばかり歌うので尚更だ今日も私はアジカンから始まり、アートスクー…