やかんと鍋と日記と

ぐうたらと生きる。

没個性も私

私は疲れてくると、没個性になる。

あらゆるものごとを考察することをやめ、他人の意見を迎合することしか出来なくなってしまう。そして、自分の意見を言って否定されることを恐れ、何も話さなくなる。しかし、話さなくなったら今度は、何か話さなければと強迫的になってしまう。

そんな自分を私は疎ましく感じ、何とか排除しようと試行錯誤してきた。

でも、最近それは無駄なことなんだと思えるようになってきた。

頭が回らないときは、必ずくる。そして、頭が回る日も必ずくる。

人間誰しも、ずっとイイことが続くことはない。

だから、今こそ悲劇のヒロインになることをやめ、前に進もう。心からそう思った。

そして、それが自分を認めるってことなんだと理解した。




つまらない話で申し訳ない笑

野球場にUFOが来た話

小学生の頃に、UFOを見た。
それも、ボヤーとしたUFOではなく、くっきりしたUFOを。


そんな奇異な出来事に遭遇したのは、少年野球の練習の最中のことだった。
少年野球は毎週金曜日の夜に行われていて、学校が終わった後、一時帰宅して夕食を済ませてから、近所の中学校のグラウンドへ向かう。グラウンドへ向かう間、私はいつも憂鬱な気持ちでいたことを覚えている。野球の練習が大嫌いだったのだ。


野球場に漂う空気感が嫌いで、私はいつも逃げたしたくなるような気持ちで、練習に取り組んでいた。中でも、恐い監督からのノック練習が特に嫌だった。監督は各ポジションに着いた、我々に順番にノックをしていく。私は極度の緊張しいで、順番が回って来る前から、心臓がバクバクと音を立てていた。緊張が高まりすぎて、普段なら何でもないようなゴロを取りこぼしたり、トンネルしたりする。すると、監督は鬼のような形相で、罵声を私に浴びせかけた。そこで、すでに私の心はポッキリと折れているのだが、『もう一丁、お願いします』と言うのが、この世界での常識。私は内心とは180度違うことを大声で言うしかなかった。今思うと、あれは子どもにとって、精神的な成長を促すいい機会だったのかもしれない。でもあの時の私は、本当に嫌で嫌で仕方なかった。


そんな思いを、毎週毎週ずるずると引きづっていた私だったが、イイ子ちゃんな私は、親にその気持ちを伝えることなく、少年野球を2年間全うした。
あの時の私は、本当によく頑張ったと思う。


そんな私にも、一つだけ好きな練習があった。それはマシーンから空高く射出されたフライを、落下地点にいち早く移動して、キャッチする練習だ。機械から打ち出されるから、気が楽だったし、キャッチ出来たら、コーチが一段階難易度を上げてくれて、それも成功したらまた一段階というように、何だかミッションを課せられているような気がして、面白かったのだと思う。




UFOはそのフライ練習をしているとき、不意に現れた。

いつも通り、白球が機械から吐き出され、空高く打ち上げられる。私は瞬時に上を見上げ、落下位置を目指そうとした。

そのとき、私の目が視界の端に奇妙なものを捉えた。今の何だ。私はハヤル気持ちを抑えつつ、まずはフライを捕ることに集中した。

難しいフライをキャッチし、改めて空を見上げる。


そこにはやはり、奇妙なモノが浮かんでいた。


それは楕円形をしていて、側面に大きなオレンジ色の四角いガラス窓のようなものをぐるりと貼り付けられた物体だった。ガラス窓があまりにも大きかったため、そのほとんどをオレンジ色が占めていた。そして、夜空に描かれた絵のようにその場所にとどまっている。


私がそれを見ながら、ぽかんと口を開けていると、徐々に周囲もざわつき始めた。少年から少年へ。ざわめきは一気に伝染し、運動場が興奮に包まれた。


しかし、大人たちは伝染しなかったようだ。少年たちがその物体にうつつを抜かしている中、大人たちは至って冷静で、練習に集中することを促した。

他の少年たちも次第に飽きて、練習に頭を向け始めた。

私はその物体が気になり、チラチラ、チラチラと練習の合間に盗み見ていたが、私も例にもれず、次第に興味をなくしていった。

そうこうして、一時間くらい経った頃だろうか。上を見上げると、そこに不可思議な物体はなくなっていた。

そして、何事もなかったかのように、また日常が始まった。


あれは何だったのだろう。
未だに鮮明に脳裏に浮かぶ、少年時代の衝撃的な出来事である。


金銭をせしめるキャラクターたち

先輩社員がアンパンマンミュージアムのグッズの値段の高さに怒り心頭だったらしい。アンパンマンミュージアムのポップコーンやドリンクが高すぎて、ボーナスが泡となって消えたという。

さらにアンパンマンミュージアムでは風船までも、売っているらしく。私はキャラクターを担保にして、何でも売る精神に恐怖を感じた。

私の中での、風船は無論タダで手に入れられる。いくらアンパンマンのイラストがプリントされているとはいえ、タダだという認識は変わらない。

そして、タダだから子どもが風船を手放して、空の彼方へ消し去ってしまったとしても、笑顔で対応することが出来るのだ。

親の子どもの笑顔を見たいという欲求につけいるアミューズメント施設には、つくづくウンザリさせられる。

私自身、以前ディズニーランドへ行った時、ポップコーンの高さに驚いた。ディズニーのキャラクターが効果的にあしらわれたそのケースは普通のポップコーンであるにも関わらず、確か2000円を超えてくる。心中で『これがネズミの国のやり方かぁあぁ!』と漏らしてしまったことについてはご容赦頂きたい。

もっと驚いたのは、パレードに使われるサイリウムの値段の高さである。あれも確か3000円以上はした。(うろ覚え)
しかし、皆金銭感覚を麻痺させてしまったのだろう。沿道には蛍の群れのような光が埋め尽くすように並ぶ。しかし、それを買ってしまう気持ちも分からなくはない。買っていない者は、何か疎外感のようなものを感じてしまうからだ。

だから、アミューズメントパークの商売は良く出来てると思う。キャラクターに付加価値をこれでもかというくらい乗っけて、高値で売りつけてくる。

これ以上話すと、その界隈の人に消されそうなのでアミューズメントパーク批判はここまで。


それに対し、住宅展示場のサービスはスゴいらしい。何でも、ポップコーンはタダ、もちろん風船も無料で、おまけにヒーローショーも見られる。そして、親も家をいろいろ物色できるから楽しいらしい。住宅展示場は親にとってのまさにオアシスになっているとのこと。


だから、住宅展示場、ときどきアミューズメントパークという割合が一番良さそうだ


始業日は果たして、、、

仕事の始業日が定かではない。
きっと明日だと思う、しかし、もし違ったら『新年早々気合が入っとらん』と課長に怒られ、周囲の職員たちにクスクスと笑われるのだ。

私はその醜態に耐えうる精神力をもっているだろうか。

いや、ない!

今朝そう結論を出し、取り敢えず職場に向かうことに決めた。昨日の夜から続く不安な思いにピリオドを打ったのだ。

しかし、ピリオドを打ったは打ったで辛いものがある。何せ、昨日まで明日という空白の時間に胡座を掻いて、のほほんとしていたのが、急になくなったのだから、その衝撃は大きく、私の心は深い穴の底へ落ちていった。

今日から仕事なのかもという思いと、『きっと明日だよ』と言う天使の囁きが入り混じり、何だか気持ち悪くなってくる。

いっそのこと、仕事解禁ならその事実を早く知っておいた方が、気が楽になるというものだ。微妙な希望が見え隠れするから、私の心はどちらに舵を切ればよいのか分からなくてモヤモヤする。

同僚に聞けばいいじゃないかという意見もあるかとは思うが、私の職場には先輩しかおらず、何かそれを聞くのは気が引けてしまう。

ならば、どうするか

行くしかないっしょ!

私は仕事スイッチを嫌々ながらバチっとオンにし、車に乗り込んだ。心臓はバクバクと音を立て、最後の審判を今か今かと待っている状態だ。

そして、何か手がかりを掴めないかと、車に乗っている人を逐一見たりして、必死に真実を確かめようとした。

しかし、良いのか悪いのか、職場の人間が車を運転しているのは確認できない。希望の光がまた少し影を伸ばしてきて、私はまた気持ち悪くなる。

どっちだ!どっちだ!と頭の中で反芻する。

私の職場はド田舎にあり、普段行き道に車通りは少ない。

しかし、今日は違った!

私の車の前を5台くらい車が連なって走っている。私は観念した。前を走る車たちはおそらく私の会社の人間たちで間違いないだろう。

ああ、神様!私は働きたくないのです。アーメン。

と唱えている間に職場に着いた。
私はドキドキしながら、駐車場へ向かう。








駐車場には人っ子一人いない。







勝った、、、


嬉しさが溢れるかと思いきや、何だか無駄に心を消耗していて、うまく自分の感情を理解することができなかった。


しかし、今日仕事でなかったことに少し感謝しながら、そのまま来た道をゆっくりと戻った。


何だか気が抜けて、無気力になった。


かゆいかゆい病のカワウソ

海遊館へ行ってきました



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カワウソに出会いました


カワウソがいた空間は、太陽に向かってそそり立つ樹木や赤い果実が実りを迎えた植物、そこに吹く風にまでもが見事に再現されており、私は一気に心を掴まれました

その空間を少し進んだ隅っこのところにカワウソたちがいました

人工的に組み上げられた太い枝の上に、彼らは器用に寝そべっています

下は川を再現しておりますが、4匹カワウソたちは誰もそこから落ちることはなく、枝の上で生活していました

私はすぐに愛らしい4人組に釘付けとなりました

カワウソたちの可愛さは、皆さん知るところだと思いますが、それ以上に仕種、行動が愛おしいんです

彼らが乗ってるだけで、そのほとんどの面積は埋まってしまっているというのに、その場に落ち着いて、ゆったりとしてるカワウソは居ません

それぞれが自分の立ち位置を保ったまま、あらゆる動きを行っているのです

特に気になったのは身体を回転させて、枝に身体を擦り付ける行動です

とにかくこの行動を繰り返しています

もし、この行動がただ単に快楽のためではなく、痒みが収まらないのを理由としているなら、可哀想だなと思いました


私自身、夏は蚊の猛襲をうけ、冬は足の指を残らず霜焼けにしてしまうタチなので、思わず何か同情めいたものを感じてしまいます

でも、きっと彼らはそういった感じではないでしょう

何せこんなにもイキイキとした顔をしており、尚且つ、行動的なのですから

私は痒みに耐えかねているときの顔は、それはもう酷いものです



キツネと火柱

京都へチョイと行ってきました
内容はラーメンと寺です



11時くらいに三重県某所を出発した我々

まず空腹を満たすために、三重県四日市にある『鉢ノ葦葉』へ行きました




その後に京都へ行くにも関わらず、四日市まで遠回り

超無計画な感じです、、、





ここは塩ラーメンが有名な店で、友達が猛プッシュしたため、お邪魔しました

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こんな感じの上品なラーメンでした

車酔いを催した私の胃袋に染みる、優しい味が口の中に広がります

特に上に乗ってた、香辛料が練りこんである鶏肉が美味かったですねー

こだわりを感じる店で、味ごはんもおすすめみたいですよ





とゆうことで、京都へ向かいます

私は車酔いをすることが多いので、途中薬局へ入ってもらい、酔い止め『アネロン』を買いました

アネロンは、3粒で500円と少々お高めですが、船乗りにはご用達の代物みたいで、本当によく効きます

実際、私も船に乗る前に飲んで、危機を回避したことがあります




最大の味方をつけたところで、レッツラゴー


ナビ通り、従順に車を走らせていると、前方に山が見えてきました

どんなルートを通っていくのか、全く知らなかった私は、『酔い止め買っといて良かったー』と心底安心


そして、山を越え、伏見稲荷神社へ到着しました


初めての伏見稲荷


そこら中で、我々を見守るように鎮座する狐の銅像に、胸が踊ります

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そして、乱立する鳥居の群れ

ちょっと感動しちゃいましたね

大小様々な鳥居が、間隔10センチもないくらいに並び立っている

その尋常ではない光景の中をズイズイと歩き進んでいく

歩き進めるほどに、私の中に眠る悪しきモノが浄化されていくような感覚に陥りました


鳥居はどこまでも続いていました

その間をただひたすらに登っていきます

体力のない私は友人二人においてけぼりを食らいながら、それでもゆっくりと歩を進めました


途中、京都が見渡せる開けた場所に出ました

そこに友人たちが待っており、『遅いよー』と言ってきました


『しょうがないだろう』と私は少し苛立ちましたが、夜景を見てむりやり心を無心にしました



テッペンまで登るのはシンドかったので、途中で下ることにしました

帰りはスイスイと降り、行きの半分くらいの時間で下まで行くことができました





坂を下りきって少し広い場所に出て、当然のように我々は行きと同じ道のりを辿る、、、


しかし、何かおかしい


明らかに行きと道が違うのです


私たちは迷ってしまった


道が分岐していたところは2、3箇所だけだったはずなのですが、、、



そういえば、この行程の間、ところどころに狐がいました


もしかしたら、狐につままれたのかもしれません



そうでなければ、我々がすこぶるバカだということになってしまいますから


きっとそうです!







そして、伏見稲荷を後にした我々、方向音痴3人組は『めんバカ一代』というラーメン屋に入りました


お客さんは私たち以外には、外国の方しかおらず、日本なのにアウェイ感が漂いました


『店員にも日本人ですか?』との質問を受けましたし、何だか不思議な感じです







このラーメン屋はあるパフォーマンスで有名です


ラーメンの上に、1メートルはあろうと思われる火柱が立ち昇るのです


仕組みは全く分かりませんが、熱で肌がヒリヒリしたので、炎であることは間違いありません


写真を撮ることさえ危険視されたので、証拠はありませんが、本当です

しかし、あの火柱は圧巻でした
油が飛ぶというので、紙エプロンを身体に巻きつけ、手は危ないから後ろに回します


もはや拷問のような光景の中、次々とラーメンに火が立ち上りました

顔が焼けるような熱をもち、思わず逃げたしたくなるほどでした







肝心のお味の方は申し分なく、美味しかったです

まぁ、パフォーマンスがあるので、1600円とお高めですが、一見の価値は充分あると思います


まさに、外国人受けしそうな内容だなぁと思いながら、店を後にしました



こんな感じで小旅行が終わりました



帰り道、私が運転することになり、プリウスの乗り方が分からなくて、ちょっと恥ずかしい思いをしたというのは、またの話で!








忘年会で待ちぼうけ

昨日は飲み会でした

一夜明けた今日でも、喉仏の当たりがぐっぐっと押されるような気持ち悪さが残っていますね

でも、昨日あった頭痛は回復して、今は優雅に朝風呂しております

風呂に入っているとノドが乾くので、水を事前に用意しなかったことを後悔しつつ、昨日勢いでいろいろ言ってたなぁと思い、二重の後悔に溺れていたところです




それはさておき、昨日の飲み会の話ですが、店自体が最悪でしたね
完全に選択を謝りました

みんなが口々にこの店の悪口を言うのを聞いてると、この店を選んだ私にその責があるような気がして、心苦しくもなりました

でも、仕方ないですよね
ぐるナビ等の情報サイトには口コミ一つなかったのですから
自分は悪くない、そう言い聞かせているところです



では、話を戻しまして
まず、入店してお酒を頼もうと思って、呼び鈴を鳴らします

来ません

その間、従業員が一人座敷の前を通り過ぎて行きました

もう一度、鳴らします

来る気配がありません


5分経過、、、


痺れを切らした私は座敷を出て、すぐ隣のキッチンスペースに直接呼びに行きました



そこで、私は驚愕の光景に出会いました



なんと、そこには若い男たちがパイプイスに座って談笑している姿があったのです



私は目を疑いました



私は怒りを圧し殺し、圧し殺した怒りが口からうっかり飛び出さないようにして、『呼んでるんですけど』と言いました


高校生のように初々しい3人の男は、私が声をかけると同時に、何かワタワタと動き始めました



やっと飲み会の準備に取りかかり始めたのが、私たちが席に着いてから、20分後くらいのことです


さらに、お酒が出てくるまでに後15分、予約してあったにも関わらず、驚きの手際の悪さを見せつけてくれました

結局、35分ほどの遅れで飲み会がスタート


もうすでに、飲み会には一種の緊張感が漂い始めていました


そのあとも鍋だけが出てきて、他が全く出てこないなど、彼らの手際の悪さが光り続けました



しかし、我々も大人
諦めることを覚え、会話に楽しむことに徐々に集中し始め、最後は楽しい飲み会になりました











これ以上、犠牲者を増やさないためにぐるナビに投稿した方がいいのかなという使命感が芽生るほどのお店でした

忘年会のお店選びは慎重に!